養運寺は、阿弥陀仏を御本尊とする浄土宗寺院です。
本寺を八王子の極楽寺とし、永禄10年 (1567年)に鶏足山(ケイソクザン)智光院(チコウイン) 養運寺(ヨウウンジ)として光蓮社伝譽上人により、浄土宗寺院として開創されたと伝えられております。
ただし、当寺の前身は文永年間(1264~74)以来の天台宗寺庵と伝えられ、750年ほど前の鎌倉時代よりある寺だと考えられます。事実鎌倉時代や南北朝時代の紀年銘のある板碑が数基伝存しています。
しかし、いずれも阿弥陀種子を刻み、阿弥陀仏の功徳を讃えた観無量寿経真身観の偈が記されているので、当寺における浄土信仰そのものは大変由来の古いものであると考えられます。